介護現場のリアル：他害や失禁行動があるMさんとの初日を終えて

私の新しい担当する利用者Mさんは、非常にユニークな方でした。生理的ニーズのコントロールが難しく、時折自傷行為や他者への攻撃性があるようです。しかし、驚くべき運動能力の持ち主でもあり、スポーツ選手になれるポテンシャルを秘めているかもしれません。

親御さんとの挨拶で早々に精神的ダメージ

上司と朝合流してお宅へ訪問。
利用者Mさんはまだ寝ておりました。
お母様はデイサービスの立ち上げ人且つ総責任者。
資格も児童発達支援管理責任者（児発管）と社会福祉士をお持ちの凄い方。ネットで検索したらどんな人かすぐ出てきました。

そんな凄いお母さまから一言。
『にしやんさんって声が高いですよね。利用者Mには声が低くて淡々と接してくれる方のほうが良いと思うんです』

えっ？
初対面の挨拶で、Mさんのお母様から、私の声の高さについてご指摘を受けました。
率直に申し上げますと、身体的特徴を言及されたことに戸惑いを覚えました。
しかし、お母様はMさんのケアに熱心で、専門的な知識も豊富な方のようでした。

裸で起きてきた利用者Mさん。その後の行動にもびっくり！

午前中はほぼ寝てた利用者Mさん。
昼前にお父様に起こされ起床。
起きてきた姿が全裸（笑）
裸で過ごす事が好きみたいで、言わないと服を着ないみたいです。
その為、もちろん男性介護士限定。

とりあえず服を着て昼食。
食べながらいきなりお父様の頭をバシッ！
さっそくの他害。
どうやらお父様に対しての他害が酷くなってきているらしいです。

ご飯食べ終わってこれから散歩行こうとしてたら大便失禁。
部屋に脱いだ服とその隣にう〇こがごろっとｗ

これかぁ。
小は聞いていましたが大もですか？
急いでう〇こをトイレに捨てて部屋を掃除。
脱いだ服はそのまま洗濯出来ないので下洗い。

なかなかの現場に来てしまいました。
ただ、あまり驚かなくなった自分に成長を感じました。
今まで自分の便もあまり見たくないくらい苦手だったのに。
手袋して対応すればへっちゃらな私がおりました（笑）

運動神経は抜群。散歩中も目が離せません。

排泄処理も終わり、Mさんには着替えてもらって散歩に出発。
最初は普通に歩いてたのですが、

途中から走るわ跳ぶわで大忙し。
跳躍力も高く、普通に健常者に生まれてたらスポーツ選手になれたのではと思ってしまうくらい。

うらやましすぎる。。
毎日散歩してるのもありますが、普段も落ち着かなく動き回っているMさん。
ふくらはぎの筋肉は傍から見ても筋肉隆々。

私も見習わないと。
運動不足で酒ばっかり飲んでるから、私の体形はいつ頃からか中肉中背のポッコリお腹にｗ
これから夏だし支援以外でも散歩していこうと思います。

初日の研修を終えてみて

仕事として散歩が出来るのは運動不足の私にはちょうど良いのかな？
ってそこじゃあないですね。

1日を通して、Mさんの行動は突発的で予測が難しい面もありましたが、お母様のアドバイスのおかげで、うまく対応できたように感じています。

今までの介護履歴等も残っておりましたので、まずは熟読したうえでMさんを理解していきます。

その上で今後は、トイレ習慣の定着に向けて最善のケアを提供していきたいと考えています。