今回も負け棋譜から学びます。
まず、銀が角頭を狙ってきた局面。あなたならどうしますか?
最善手は2四歩。
角を取られるよりもと金のほうが痛いので△同歩→▲同飛までは1直線。
7六銀と角頭の歩を取ってきたら2三歩で角交換になりますが、飛車先突破しやすいのと6三角打ちの両狙いでこちら良し。
展開予想図①
△7六銀と角頭の歩を取ってきた場合
▲2四歩→△同歩→▲同飛→△7六銀→▲2三歩打ち→△7七銀成→▲同銀→△3四歩→△2二歩成→△同銀→▲3四飛
2八歩を打たれるじゃないかですって?
ご安心を。もし打ってきたらこちらは▲8七銀打ちで取れば金をとりながら飛車成で寄り。逃げれば▲8八角打ちから桂香拾って大優勢です。
予想展開図②
この展開を嫌がって△2七歩打ちの場合。
▲2四歩→△同歩→▲同飛→△2三歩打ち→▲6四飛→△7六銀→▲6六角と角頭を飛車で守りつつ飛車成を見せて+300点。
お相手が飛車成を受けずに△8六歩→▲同歩→△同飛と出てきた銀を利用して8筋を強引に突破してきたら▲8八歩打ちと低く構え、相手の攻めを遅らせておくだけでこちら優勢となります。
今回の棋譜を見て下さい
この受け方を覚えておけばこんなボロボロの将棋にならずに指せたと思うと悔しいですが、何事も勉強です。早く将棋ウォーズで2段に上がりたいものです。